ゴンドワナ地質環境研究所 2017年頭のご挨拶

(青字下線項目はインターネットサイトとリンク)

 

皆さま

 

新年を迎え、お元気にご活躍のことと存じます。

私は幸い旧年も健康を保ち、ゴンドワナ地質環境研究所(GIGE)本部の活動を継続することができました。

 

GIGEの最重要事業である学生のヒマラヤ野外実習プログラムは、ネパール国立トリブバン大学トリチャンドラキャンパス地質学教室の協力を得て毎年3月にヒマラヤの野外実習ツアーの企画・実施・引率を行ってきており、旧年も第6回の実習ツアーを3月に実施しました。ネパールは一昨年4月〜5月に甚大な震災を蒙りましたが、その復興は遅々として進んでおらず、トリブバン大学地質学教室も建物・設備の被害は殆ど当時のままです。GIGEは一昨年に続き、昨年も救援義援金を募って先方に届ける努力を行ってきました。

一方、震災の痛手の中、トリブバン大学地質学教室および現地の旅行社やホテルは、ツアーの継続実施を強く求めております。学生のヒマラヤ野外実習プロジェクト世話人会は、現地の判断を重視し、また、ネパールの震災復興支援の意味もこめて第6回実習ツアーを実施します。

旧年度のGIGE本部の活動は、第5回学生のヒマラヤ野外実習ツアー(20163月)の実施、その報告冊子の出版第6回実習ツアー(2017年3月)の準備、学生のヒマラヤ野外実習プログラムの日本国内での敷衍のための情宣活動(学会発表など)と、ヒマラヤ地学ガイドブックそのほかの書籍の編集・発行や雑誌等での小文の発表などでした。

GIGE の2016年度事業概要は下記のサイトでご覧いただけます。

http://www.geocities.jp/gondwanainst/2015yearlyreport/GIGE2016activity-summary.htm

また、詳しい月別活動報告は下記のサイトでご参照下さい。

http://www.geocities.jp/gondwanainst/2016yearlyreport/GIGE2016monthlyactivity.pdf

なお、ゴンドワナ地質環境研究所が関連した事業全般についてはGIGEホームページ(下記)でご覧頂けます。

 

一方、国際ゴンドワナ研究連合(IAGRゴンドワナリサーチ(GR)は順調に発展してきております。IAGRは毎年ゴンドワナ諸国で総会と国際シンポジウム「ゴンドワナからアジア」を開催し、最近はとりわけアジアのゴンドワナ研究に大きく寄与しています。またGondwana Research (GR)はすでに数年にわたって地球科学関係の国際誌のなかでトップクラスのインパクトファクターを得ており、旧年は8.743と、Nature Geoscienceに次いで世界第2位となっています。IAGR事務局長とGRの主編集者を務めているM.サントシ氏の熱意と高い能力が大きく評価されます。なお、今年のIAGR総会と第14回ゴンドワナからアジア国際シンポジウムはタイのバンコクで開かれます。

https://www.facebook.com/The-16th-Gondwana-1044787292264184/)

皆さまの積極的なご支援をよろしくお願いします。

 

 

5回学生のヒマラヤ野外実習ツアーと、IAGR2017年総会の写真をリンクましたのでご笑覧下さい。

 

 

2017年元旦

吉田勝 ゴンドワナ地質環境研究所 http://www.geocities.jp/gondwanainst

648-0091 和歌山県橋本市柱本147−2

E-mail: gondwana@oregano.ocn.ne.jp  電話・Fax0736-36-7789